結局日本人は…。

  太平洋戦争が終わって統治したGHQは、日本に新しい憲法を置いて行った。自由主義の始まりである。その時、自由には必ず義務があってこその自由である事を先ず最初に教育すべきであった。教えられなくても、全国民が戦争の反省をし、先ず人間とし、日本人としての自覚に目覚めるべきであったろう。そんな事が全てうやむやになっての今日、時代は変わり物質面で進歩し豊かになっては来たが、人間の生き方を勉強していない日本人は、子や孫の時代となり、21世紀の初めの成人式のあの無様な様子には、ただ開いた口がふさがらない。その後彼らは市長や知事の主権者に詫びを入れ反省したという。よくよく話し合ってみればいい青年だとか。でも、弱い者いじめというか、猫や犬の目をボンドで貼り付けたり、0歳時の自分の子どもにポットのお湯をかけ大火傷を負わせた。自分の孫に油をかけ大火傷を負わせた…。
 小さな子への事件は救挙にいとまがない。全ては、全国民が幼稚化しているという事だ。女性は、大人にならないで子どもを産み育てる。青年や、おやじも、苦しいからの我慢もなにもなく、ただカッとなって人をあやめる。それをしたら、自分の全てがパアになるという先を考えた大人としての自覚がなくなった。本も読まない、大人の話も聞かない、ただ自分の経験の浅い人生観だけで事を運ぶ。周囲は誰もそれを教えようとしない。
 事の始まりは、日本の国が全て家族が崩壊した事に始まる。大人が責任をとらない。年寄りが子ども達に言って聞かせない。学校や先生が子どもの為に存在するという自覚がない。先生が子どもを叱れない。全てが戦後の大失敗の巻である。
 さあ、21世紀はこれをどう立て直す。政治家も、行政も、警察も、司法も、学校も、家庭の親も、年寄りも…。正にあの太平洋戦争よりもっと大きな覚悟とエネルギーを必要とする。
 その事が解っているのかなァ…。そう、みんな今から自覚する事から改革を始めよう!!